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子ども達と保育士
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神奈川県の待機児童が増加傾向に

待機児童が増加している理由

神奈川県の最新の待機児童の状況が発表されました。神奈川県の待機児童数の統計結果によると、神奈川県全体での待機児童数は平成22年をピークに下降していましたが神奈川県の発表した平成31年の保育所を利用する待機児童数の状況をみると、ここ数年で上昇傾向にあるようです。

神奈川県で待機児童が増加している理由は、保育施設や保育士が足りないからです。また、夫婦で共働きをする人が増えているのも、待機児童の増加に影響しています。現在神奈川県の総労働力人口は増え続け、全体の労働力人口は6万7千人にまで増加。男女共に働ける環境を求めて保育所に子供をあずけるニーズが浮き彫りになっているのがわかります。

子育ての人気エリアとは

平成26年の神奈川県衛生統計年報によると、神奈川県で0から4歳までの人口が多いのは横浜市、川崎市、横須賀・三浦、神奈川県県央、湘南、神奈川県エリアです。

そのエリアの中でも最も子供の数が抜きんでているのは横浜市。0から4歳までの人口数は2位の川崎市に比べると7万9千人多く、待機児童もその分多いと予想されます。ところが、データとは裏腹に実際に神奈川県で子育てがしやすいエリアは横浜市が圧倒的に人気です。

横浜市では各家庭でも進学はもちろんスポーツや音楽にも力を入れており、幼いころからレッスンをうける児童も少なくありません。

さらに、保育園では、初等学習を熱心に教えています。そのため、子供の将来を考えて横浜市で子育てを希望する人が増えているのです。

県の取り組む保育士育成環境

神奈川県では不足する保育士を確保するため、各市町村と連携して保育施設の整備と待遇環境の改善に力を入れていて、保育士になったばかりの人はもちろん、保育士経験者の登用も積極的にしています。

保育士の経験がある人の復職を促すため、「かながわ保育士・保育所支援センター」で定期的に相談会を開催しています。
結婚をして仕事に対してしばらくブランクがある人にもコーディネーターが親切に対応し、保育園に保育士が定着するように努力しています。

👶かながわ保育士・保育所支援センター

保育士になったばかりの人に対してOJTシステムをフルに活用して、先輩保育士達が丁寧にわからない事を教えてくれます。

また、従来の保育士試験は年2回ですが神奈川県は戦略特区に指定されているため、保育士試験を年3回受験できるので、保育士を目指している人にはうれしい情報ですね。